シルベスター・スタローン主演の「ランボー/最後の戦場(邦題)」が25日、公開された。
相変わらず、ランボーは悪者を殺しまくっている。
「ランボー3/怒りのアフガン」から20年。スタローンは今回、脚本執筆に参加、監督も
務めている。
米政府から、傭兵として軍事政権下のミャンマーに送り込まれたランボー。そこでは、
ミャンマー軍による虐殺が繰り返されていた。そんなとき、あるキリスト教のグループが
ランボー見つけ、川上の村へ連れて行ってくれるように頼む。最初、ランボーはうなる
だけで取り合わないが、かわいいサラ(ジュリー・ベンツ)の懇願もあり、無事、送り届ける。
その村をミャンマー軍が襲う。
助けに戻ったランボーは、ブーツを引き上げ、ロッキーのような声で怒りを爆発。
いつものように、“たった1人の軍隊”と化し、悪者を殺しまくる。
スタローン監督はアクションシーンの演出方法を心得ており、確かに迫力がある。
でも、ポルノ映画のセックスシーンのように、「ランボー」の殺戮(さつりく)シーンには
必然性がない。
悪者をやっつけるランボーに、思わず拍手を送ってしまう人は多いだろう。だが、
あまりの殺戮シーンにだんだん不快になってくる。つまり、やりすぎなのだ。
でも、これが「ランボー」。他に何を望めるだろうか。
MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/080126/tnr0801260004000-n1.htm
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