17日に行われたHERO’S横浜アリーナ大会に初参戦して勝利した“ロシア軍最強の男”
セルゲイ・ハリトーノフが、試合から一夜明けた18日、横浜市内のホテルで記者会見を行った。
ハリトーノフは次に対戦したい選手として、PRIDEヘビー級王者など数々のタイトルを獲得した
“氷の皇帝”エメリヤーエンコ・ヒョードルを名指しした。
前日の試合でハリトーノフは、昨年2月にPRIDEのリングでTKO負けを喫したアリスター・
オーフレイムと対戦。1ラウンド4分21秒、打撃のラッシュでTKO勝利を挙げ、リベンジを果たした。
一夜明けたこの日、ハリトーノフは開口一番「勝ったことにはとても満足している」と語った。
HERO’Sのリングで早くも手応えをつかんだ様子だ。
ハリトーノフは続けて語った。
「だが、この勝利はチャンピオンになるための一歩にすぎない。チャンピオンになるためには
今一番強いと言われている相手に勝たなければならない。そのチャンピオンというのはヒョードルだ。
彼に勝つために私はすべてのことをやるつもりだ」
目標はあくまでも高い。かつて所属していた「ロシアン・トップチーム」の偉大なる先輩・ヒョードルを
名指しした。ロシアン・ラストエンペラーと呼ばれる男を倒すのが、ロシア最強、そして世界最強の
称号を手にする最短の道であることは間違いない。
このハリトーノフの希望に、谷川貞治FEG代表取締役は「お金がかかるなぁ」と苦笑い。
高額なファイトマネーがネックとしながらも、「ヒョードルもまた日本で試合したいというのはあるでしょう。
米国はお金を払うかわりに『こうじゃなきゃいけない』と契約を決めてくると思うのでやりにくい面も
ありますが、われわれはもっとフレキシブルなのでやりやすいでしょう」と述べた。
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