ジャイアンツが、大砲ボンズの“放出”を決断した。
ピーター・マゴワン・オーナーが前夜(20日)、ボンズ本人に直接、契約の更新をしないと伝えた。
「困難な決定だった。歴史に残る偉大な選手で、チームにとっても特別な存在だった」とマゴワン氏。
ボンズは不正薬物使用疑惑などトラブルが多く、43歳という年齢から今季は故障がち。
すでに記録を達成し、来季は今季並みの集客は期待できない。
ナ・リーグ西地区最下位に低迷し、若返りの方針を固めた。
一方のボンズは、球団発表前に自身の公式ホームページで退団を公表。
「まだ現役を続けるつもりだ。(自身初の)ワールドシリーズの優勝リングは
あきらめていない」と現役続行を宣言した。
そこで、早くも注目されているのが移籍先だ。左翼での守備の衰えは明らかで
DH制のあるア・リーグ球団に移るのが濃厚。スポーツ専門の有線テレビ局「ESPN」など
米メディアは候補として、アスレチックスやオリオールズとともにマリナーズを挙げた。
マリナーズは大砲のリッチー・セクソン内野手(32)が打率.205(21日現在)と
極度の不振。ボンズがDHとして加入すれば、イチローの得点増も期待できる。
本塁打王と安打製造機の夢の共闘が、実現するかもしれない。
http://www.sanspo.com/mlb/top/mt200709/mt2007092305.html
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