数字を稼げる各局の人気番組の大物キャスターや名物司会者ばかり集めた日本テレビ系の
バラエティー番組「オジサンズ11」(月曜午後10時、日本テレビ系)が15日スタートした。初回の
平均視聴率は10%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。
意地悪な見方をすれば、あれだけの大物を揃えて、ひとり1%も稼げなかったことになる。
だが、辛口のテレビ批評で知られる作家の麻生千晶氏は「初回としてはオンの字の数字ではないか。
顔ぶれを見て、見たいと思いますか?」と切り出した。
初回に登場したオジサン11人はそれなりに豪華だった。同局の看板番組「ズームイン!!朝!」
からは初代の徳光和夫(66)と2代目の福留功男(65)、4代目の羽鳥慎一アナ(36)と3人の
司会者が勢揃い。民放の朝の情報番組からはライバル同士の小倉智昭(60)、テリー伊藤(57)、
薬丸裕英(41)が登場。
さらに、元TBSの鈴木史朗(69)、元フジテレビの露木茂(66)と山中秀樹(48)、
元テレビ朝日の辻よしなり(46)、元文化放送の梶原しげる(57)とフリーで成功している
ベテランも。
冒頭で進行に当たったタレントの水道橋博士(45)も「すごい顔ぶれですね」と恐縮しきり。
“オジサン版電波少年”といった感じの構成なのだが、日テレの新人女子アナを俎上にのせ、
「女子アナのアイドル化」を激論するなど、斬新さにはちょっと欠けた感もあった。
麻生氏は「以前、徳光さん、露木さん、山本文郎さんのほのぼのとした番組を見たことが
あります。人生の達人でガツガツしていないところが良かった。“こういう番組やってたんだ”と
徐々に目にとまる形で浸透するタイプの番組だと思いますよ」と「オジサンズ11」の今後の展開に
注目する。
ガツガツと目先の数字を追いかけないところがオジサンの良さ?!
http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_10/g2007101712_all.html
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