フェラーリのルカ・ディ・モンテツェーモロ社長は、フェラーリがワン・ツーフィニッシュを決めた
F1第14戦ベルギーGPを振り返り、「ベルギーGPの勝利はイギリスのコピー屋に捧げる」と語っている。
現地時間(以下、現地時間)17日、イタリアの新聞『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙が報じた。
F1界を揺るがす大問題として、今シーズン大きな注目を集めているスパイ事件。この事件が発覚に
至った経緯には、イギリスのコピー屋の存在があったとされてきた。マクラーレンの従業員がフェラーリの
機密情報をコピーするために店を訪れたという事実を、コピー屋がフェラーリに通報したというものだった。
L.モンテツェーモロ社長はこの話を裏付けるかのように、ベルギーGP後、「完璧な勝利だった。(キミ・)
ライッコネン、(フェリペ・)マッサ、(ジャン・)トッド、すべてのスタッフに感謝したい。この勝利は、スポーツの
公正さを信じる我々のティフォジ、そしてイギリスのある紳士に捧げたい。彼は、我々のライバルチームの
関係者と思われる人物が彼の店を訪れ、フェラーリマシンの技術情報を含んだ何十ページにも渡る書類を
コピーするように依頼したことを、6月に知らせてくれたのだ」とコピー屋の存在に言及し、感謝の言葉を述べている。
さらに、「彼がいなければ、モータースポーツにおける最悪の事件のひとつが明るみに出ることはなかっただろう」と続けた。
同紙は18日の紙面に、実際にそのイギリスのコピー屋を訪れた様子を掲載している。しかしコピー屋のオーナー
は現在も係争中の事柄であるとして、徹底的に「ノーコメント」を貫いた。一方で、L.モンテツェーモロ社長の
謝辞が掲載されている同紙の紙面を所望したとのこと。
http://sports.yahoo.co.jp/news/20070922-00000101-ism-spo.html
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