状況がそうさせるのだが、この時期になると、いろんな話が聞こえてくる。
監督が代わる、いや、残留。GMが代わるのではないか、いや、残るだろう。
記者が3人も集まれば、そんなうわさ話で持ちきりだが、本当に自分が知っていることは
決して言わないので、腹の探り合いが続く。小出しに知っていることを流し、
それで反応を探るようなところもある。
18日の試合前には、カージナルスのトニー・ラルーサ監督がマリナーズの監督に
興味を示している、とのうわさが広まったそう。ビル・バベシGMは否定したが、
別の筋からもその話は聞いたことがあるので、ソースが別ならば、面白い。
とりあえず、最近聞いた中での話をまとめれば、「このままチームが転落したら」との
条件付きだが、GMは残留で、監督が更迭、というもの。両者そろって残留という話は
まず聞かず、両者そろって解雇という話も余り聞かない。
監督には少なくとも1年のチャンスを与えるべきだ、との声も根強いが、
ラルーサのような大物が控えているなら、ジョン・マクラーレンのような、
言わば新人監督は簡単に押し出されてしまう。
ただ、知る限りでは、現千葉ロッテのボビー・バレンタイン監督もまた、候補らしい。
彼がアメリカに戻りたがっていることは事実。マリナーズではなく、バレンタイン側を
経由した情報で、その裏のつながりを辿ってみれば、ない話でもない。
以前にも、彼の名前は地元紙に載ったことがある。
ただ、情報提供者は信頼できるが、その提供者が「まだ微妙な情報だ」と話しており、
全面的なものではなさそう。だからといって、まだバレンタイン監督の名前を消すこともできない。
ファンの間では、監督よりむしろバベシGMの方が不人気だろうが、彼に関しては一応、
ミゲル・バティスタ、ホセ・ビドロ、ホセ・ギーエンの獲得を評価する声が首脳部で高いそう。
一方で、これまでのトレードや、ホレシオ・ラミレス、ジェフ・ウィーバーの獲得に関しては、
黙殺されている。相殺してもしきれぬマイナス分が残っているはずだが、9月まで
ペナントレースを争ったことも、上層部には覚えがいいようだ。
http://mlb.yahoo.co.jp/column/?n=152
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