兵庫と京都の女子中高生17人でつくる硬式野球チーム「丹波ガールズ」が22日、京都府綾部市などで
開幕する男子中学生の大会「日刊スポーツ杯争奪 京都丹波大会」に初出場する。女子チームが公式戦で
男子と対戦するのは珍しく、選手たちは「私たちの野球がどこまで通用するのか楽しみ」と意気込んでいる。
小中学生を対象にした全日本少年硬式野球連盟(ヤングリーグ)が今春、地区大会に限り女子チームの
参加を認めたため、関西や関東の7府県の女子高生でつくる「丹波高校連合」の選手を中心に高校生13人、
中学生4人で丹波ガールズを結成した。
選手の多くは中学、高校でソフトボール部に所属。小学生のころは野球をしたが、中学では男子との体力差
などから断念していた。
遊撃手で京都市立嵯峨中学3年、橋口容子さん(15)は軽快な動きでゴロをさばき、ノーバウンドで一塁へ
送球する。小学生時代は投手としてチームを引っ張った。中学でソフトボール部に入ったが、どこか物足りなかった。
「男子なんかに負けたくない」と目を輝かせる。
二塁手の兵庫県立神戸甲北高校3年、山本美咲さん(18)は高校でも硬式野球部に入っている。
山本さんは「チーム一丸になって勝ちにいきます」ときっぱり。山本さんの父、智史監督(39)も
「筋力と腕力の男女差が比較的小さい中学生となら、互角に戦える」と話す。
大会には関西や北陸などの31チームが参加。24日までトーナメント方式で熱戦を繰り広げる。
丹波ガールズは22日午後、兵庫県丹波市の運動公園「スポーツピアいちじま」で、尼崎コンドルと対戦する。
http://www2.asahi.com/koshien/news/OSK200709200007.html
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