25日から神奈川県秦野市の鶴巻温泉「陣屋」で行われていた将棋の第48期王位戦七番勝負
(西日本新聞社主催)の最終局、第7局は26日午後7時4分、先手番の深浦康市八段(35)が
115手までで羽生善治王位(37)=王座、王将=を下し、4勝3敗として王位を獲得、初タイトルを手にした。
1996年の第37期王位戦で羽生に挑戦、1勝4敗で敗れた深浦は11年ぶりに雪辱を果たした。
深浦は長崎県佐世保市生まれ。九州出身棋士のタイトルは加藤一二三・九段が84年に
王位を獲得以来23年ぶり。持ち時間各8時間のうち残り時間は深浦2分、羽生1分。
■深浦康市(ふかうら・こういち)氏
1972年、長崎県佐世保市生まれ。92年度第11回全日本プロトーナメントで優勝。
93年度には第12回早指し新鋭戦と第27回早指し選手権戦で連続優勝。
02年度の第21回朝日オープン将棋選手権に優勝し、同選手権者に。
http://www.shogi.or.jp/syoukai/8dan/hukaura.html
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