TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」の放送をめぐり、
NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)から「制作体制に重大な欠陥がある」と指摘されたことを受け、
同局の井上弘社長は26日の定例会見で、10月に組織を改正し情報番組の制作体制を見直すことを明らかにした。
「朝ズバ」などの情報番組は、これまでドラマやバラエティー番組を制作する制作局の担当だったが、
10月1日付で情報制作局(仮称)を新設、報道取材の経験者を局長に充て再発防止を図る。
また年金問題に関する別の情報番組で、
舛添要一厚生労働相が政治的公平性に欠けると抗議した問題について、井上社長は
「番組で組んだ(複数回の)シリーズの中でバランスを取るということで、大臣に説明しご理解いただいた」と述べた。
「朝ズバ」をめぐるBPOの判断について井上社長は「厳しい指摘を受け、非常に恥ずかしい思いをした」と発言。
同番組の不二家不祥事報道などで子会社を含めた役員19人を処分しながら当初、
公表しなかったことについて「就業規則により原則として公表しないことになっている」と説明したが、
今後、公表の基準などを検討するという。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070926-OHT1T00168.htm
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