史上最悪の惨敗の可能性が高まった柔道ニッポン。首脳陣は、大会期間中にも
かかわらず、3日目終了後に会場内で異例の緊急ミーティングを行った。
今後の方針を確認したもようで、16日の最終日の競技終了後に決定内容を発表する。
大会第3日を終えて金メダルはゼロ。特に金丸の銅が初めてのメダルだった男子は、
史上最低だった01年ミュンヘン大会のメダル4個を下回ることが確定した。
史上最悪の惨敗が確定的となり、吉村和郎強化委員長は男女の全コーチを集め、
会場内で異例の緊急ミーティングを行った。
約20分のミーティング後、吉村委員長は「強化態勢を含めて、すべてを変えなきゃならん。
ベテラン選手も徹底的にしごく」と厳しい表情。上村春樹専務理事も「根本的に強化の
やり方を変える」と危機感を見せた。
01年ミュンヘン大会後に進退伺を提出した斉藤仁男子監督は「あした(最終日)話す。
まだ戦っている選手がいる」と話したが、再び進退伺を提出した可能性が高い。
ただ、五輪までの期間が短いことを考えると、首脳陣の抜本的な入れ替えは考えにくい状況だ。
そのため「選手の甘えを許さないように(11月の)講道館杯や冬の欧州遠征に、強制的に
出場させるのではないか。全日本の合宿の日数も相当増える」とある関係者。
五輪まで11カ月。首脳陣の徹底管理のもとで、柔道ニッポンの再生が図られることになりそうだ。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2007/09/17/08.html
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