岡島の評価が更に高騰した。第2戦で1点リードの6回一死一、二塁の場面から日
本人投手として初めてワールドシリーズに登板した岡島は、2回1/3を無安打4三
振無失点とパーフェクトピッチング。チームの連勝に大きく貢献した。
この力投を米メディアも激賞した。全国紙「USAトゥデー」は26日付紙面で投球モ
ーションの写真を3カットに分けて大きく掲載。「岡島の変則的な投球フォームか
ら繰り出されるチェンジアップの攻略は現段階で不可能に近い。恐るべき魔球だ。
あの強力なロッキーズ打線が何もできずに抑え込まれてしまったのだから、彼の
実力に疑問を持つ者など誰もいない。レッドソックスは日本から宝物のようなサウ
スポーの獲得に成功した」と解説した。
スポーツ専門局ESPNの人気番組「スポーツセンター」で前カブス監督のダスティ
ー・ベーカー氏は「先発と中継ぎを一概に比較するのは難しいが、単純に貢献度
だけで比べれば松坂よりも岡島の方が遥かに素晴らしい働きをしていることは確
か。インパクトで見れば、私の目には野茂のメジャー1年目の衝撃と今の岡島の
姿がダブっている」とまで称賛した。
10月27日発行 東京スポーツ紙面より
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