クビか留任か? ヤンキースのトーリ監督の去就を決める首脳会談が週明けにも
スタインブレナー・オーナーの自宅があるフロリダ州タンパで開かれる見通しとなった。
地区シリーズ敗退なら監督解任と示唆したはずのオーナーが依然、沈黙を守っている
ことについて、ニューヨーク・タイムズ紙が「スタインブレナー氏の役割に重大な疑問符」と
健康不安説を掲載するなどニューヨークのマスコミも重大な関心を寄せている。
「以前なら、第4戦で敗れた直後に解任が決まっていたはずなのに、ここにきても
なお決まらないのは、いったいなぜか?」という書き出しで「77歳のビッグボス(オーナー)には
物事を自分で決定する力がなくなったのではないか」と疑問を投げかけている。
さらに、「数年前、友人の葬儀に列席したとき気を失って倒れて以来、別人のようになった」
などと伝えた上で、最近になってオーナーの2人の息子、ハンクとハルが頻繁に表に
出てくるようになったことを指摘。2人はタンパでの会議にも招かれているという。
一方で、「なぜ12年連続プレーオフに進出させたトーリ監督を更迭しなければいけないのだ」
という声も日増しに高まり、ヤンキースの選手、政治家、果ては宿命のライバル、
レッドソックスのオルティス選手まで「来年も指揮を執るべきだ」と言い始めた。
後継者候補にはマッティングリー・ベンチコーチ、ジラルディ元マーリンズ監督、
バレンタイン元メッツ監督(ロッテ監督)、カージナルスのラルーサ監督の名前が
浮上している。ESPNは「噂」と断って、ラルーサ監督なら実績もあり、オーナーとも親しい。
オーナーお気に入りのマッティングリー・コーチまでのつなぎをソツなくこなすとしている。
トーリ監督がいまだに多くのファンと選手に支持されていることが、話をより難しくしている。
http://sports.yahoo.co.jp/news/20071013-00000010-ykf-spo.html
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